2023年6月5日月曜日

カンヌライオンズ(続き)/当時の思い出

カンヌライオンズは、飲料や車など商品ごとにエントリーするので、

プログラムを見て、いつどの会場で何のCMが見られるかチェックして行きます。


会場のお客さんは世界中の広告代理店やプロダクションの目の肥えた方達で、

ちゃんと反応をします。

例えば、良いと思った作品には拍手をするし、面白いものは声を出して笑う。

ひどい作品には皮肉めいたことを言ったりする人もいます。


そんな中、私個人的な感想ですが、

ハンディキャップを持った人が出演しているCMの反応がとても良いのが印象的でした。

それが私としてはとても違和感で、どうしても偽善者のように感じてなりませんでした。

とても表面的な善意。

そうしていることがかっこいいというか、一種のスタイルのように見えました。

やっぱり他人事。綺麗事なんです。


でも、そういった人を起用すると、どうしてもそう見られてしまう

ということもあると思います。

当事者でないとわからないこと、表現できないことがあることはもちろん、

受け取り側もどう受け止めて良いか慣れていないのも事実です。(少なくとも私は)


あれから20年近く経って、多様性がだいぶ普通になってきました。

TVCMやグラフィック広告などにも、いろんな見た目の人が出るようになりました。


今、カンヌの会場でそういったCMを見たら、世界の人たちはどういう反応をするのかな...

それを見て私はどう感じるのか気になります。



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